不妊対策110番

エストロゲンの働きと妊娠との関係

女性ホルモンには卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンの2種類があります。このホルモンが正常に働くことにより、体の体調を整え妊娠や出産ができる体へと導きます。

プロゲステロンは妊娠を継続させる働きがあり、体の中に水分をためこみ、食欲を起こす働きもあります。基礎体温を上昇させる働きがあり、排卵後に分泌されます。

プロゲステロンは分泌量が多すぎると下腹部痛やイライラ、ニキビができやすいといった月経前症候群を引き起こします。
一方エストロゲンは女らしさを作るホルモンで、子宮に働きます。
月1回生理を起こしたり、受精しやすいように膣内の環境を整えたり、受精卵が着床できるよう子宮の壁を厚くしたりといった働きがあります。この他、自律神経に作用し、骨や皮膚、脳の働きにも関わりをもちます。
エストロゲンもまたうまく働かないとプロゲステロンと同じように月経前症候群を起こします。
エストロゲンの特徴として生理の周期の中で増減することがあげられます。
妊娠しやすいように、生理の終わりからエストロゲンの分泌量が増え始め、生理始まりから14日後ぐらいにある排卵日直前に最も多くなります。その後徐々に減少し、次の生理が始まるころ最も減少します。

妊娠するとエストロゲンは増加し、プロゲステロンと共に子宮の環境を整え妊娠を継続させ、母乳を作る準備をし始めます。
なお、出産後は2日目ぐらいからエストロゲンは急に減少し始めます。急に減少するため脳内の神経物質の働きがにぶり、抜け毛や肌荒れ、産後うつといった症状が起きてしまいます。
エストロゲンは妊娠と大きく関係しています。

妊娠しやすくするにはまず体のリズムを整えることが大切です。本来の女性ホルモンの特徴や働きに戻すためにも無理なダイエットはさけ、食生活や生活習慣を見直すと良いでしょう。妊娠していない場合でも分泌が適切だと女性らしい体つきになりますし、肌の状態も良くなります。