不妊対策110番

過去にピルを飲んでいたことは不妊に関係する?

ピルは服用することで女性ホルモンの分泌量のバランスをコントロールして排卵をストップさせて、妊娠しないようにする避妊薬です。服用している間は排卵がストップするのでいくら精子が子宮の中に入って来ても妊娠することはありません。
しかし、服用をやめてからも排卵が止まってしまい、不妊になることはあるのでしょうか。
ピルは服用をやめてから1か月ほどで排卵が戻り、再び妊娠することができるようになると言われています。
不妊の原因の約7割は女性側にあると言われていますが、その中には子宮内膜症や卵巣嚢腫などの女性特有の病気が原因となっているものがあります。

これらの病気は女性ホルモンによって引き起こされてしまうため、治療のためにピルを服用して女性ホルモンの分泌量をコントロールする方法があります。
排卵をストップさせることで卵巣をと子宮を休ませることができます。昔の女性に比べて、現代の女性は子供の数が減っています。出産回数が減ったことで昔よりも500回ほども多く生理のたびに排卵を行っているため、現代の女性の卵巣は疲れてしまっているとも言われています。

ピルを服用して卵巣と子宮を休ませることで、逆に将来妊娠したくなった時に妊娠しやすい卵巣と子宮を作ることができます。

また、病気ではなくても女性ホルモンの分泌バランスが崩れていて生理不順になって排卵日がはっきりとわからない人や、ホルモン量が不足しているせいで子宮内膜が厚くならなかったりする人もいます。
そのような人はピルを服用することでホルモンのバランスを整え、逆に妊娠しやすくなります。

吐き気や嘔吐、胸の張りなど、ピルの服用で体内の女性ホルモンのバランスが崩れたことで副作用が起こることはあっても、その影響は服用していた間だけホルモンの影響は長期間続きません。過去にピルを飲んでいたから不妊になると言ったことはなく、逆にピルを飲んで卵巣や子宮を休ませたことで妊娠しやすくなると言われています。