不妊対策110番

多嚢胞性卵巣症候群とは?妊娠の可能性はある?

本来、卵巣には沢山の卵細胞が有りますが、毎月1つずつ排卵する様になっています。

卵細胞は卵胞に包まれており、発育すると卵胞が大きくなり、大体2㎝程度の大機差になった時に排卵が起きます。

多嚢胞性卵巣症候群とは卵巣内に沢山の卵胞が出来、それぞれがある程度までの大きさにはなるのですが排卵する程のサイズにはならないため、排卵が起きにくくなってしまう症状の事を言います。

基本的な症状としては、月経不順や無月経、さらに男性ホルモンが増加してしまった事によって多毛やニキビ等が出来てしまう事もあります。

人によっては男性化が進み、声が低くなってしまうと言うのも報告されています。

さらに月経過多や出血が止まらない時や、人によっては排卵障害によって不妊となる場合も珍しくありません。

その原因としての可能性があると考えられているのが糖代謝の異常や内分泌の異常です。
ただ実際にはその人によっても原因となっている物が違う場合もあるので、まずは病院で診てもらい、自分の体に合っている治療を行う事が重要です。

ところで、妊娠をする為には排卵していると言うのが最低限必要な条件となります。

多嚢胞性卵巣症候群の場合は排卵が起きていない事が多い為、なかなか妊娠し辛いという事も少なくありません。
ただ妊娠の可能性がゼロと言う事ではなく、希望する場合は排卵誘発法を行う事によって妊娠の可能性は出てきます。

また多嚢胞性卵巣症候群と聞くと何だか凄く大きな異常があるのではないかと心配してしまう人もいるかもしれませんが、実際にはそれ程重症ではなく軽度の人も大勢いるのが現状です。

適切な投薬を行う事によって状態は改善し、排卵が起きると言う事も少なくありません。

しかし投薬治療に関してはその人の体質によっては思わぬ反応が出てしまう場合もあります。

正しく多嚢胞性卵巣症候群を改善する為にも、まずは医師とよく相談し、治療のメリット・デメリットを聞き充分納得した上で治療を受けると言う事が重要になります。